【4/5更新】遠近両用コンタクトは慣れるまで大変?慣れるためのポイントを紹介します


公開日:2022/01/31
最終更新日:2022/04/04

「遠近両用コンタクトって慣れるのが大変なの?」
「慣れるまでどうやって練習したらいいの?」
と疑問に感じていませんか?遠近両用コンタクトは普通のコンタクトよりも慣れにくく、慣れるまでに時間がかかります。今回は、遠近両用コンタクトに慣れるためのポイントを紹介します!

どうして遠近両用コンタクトは慣れるのが大変?

遠近両用コンタクトは、1枚のレンズに遠くを見るための度数と近くを見るための度数、中間を見るための度数がそれぞれ設置されています。この度数の使い分けは脳が行うため、脳が使い分けに慣れるために時間がかかるというわけです。

遠近両用コンタクトの構造や物が見える詳しい仕組みはこちらの記事で解説しています。
遠近両用レンズについて

遠近両用コンタクトが生まれて初めて使うコンタクト、という方もいますよね。コンタクト自体を始めて使う方の場合、見え方に加えて、コンタクトの使用感にも慣れる必要があります

遠近両用コンタクトは、ソフトコンタクトとハードコンタクトそれぞれ販売されています。それぞれレンズの特徴が異なり、慣れやすさも異なるのです。

・ソフトコンタクト
水分を含んだ柔らかい素材でできたコンタクトです。柔らかさに加えて厚さが薄いため、異物感を覚えにくく、1週間程度で慣れる方が多いです

・ハードコンタクト
水分を含んでいない硬い素材でできたコンタクトです。目に馴染みにくいため異物感を覚えやすく、慣れるまでに2週間程度かかることがあります

ソフトコンタクトのほうが、柔らかく目に馴染むため、初めての方にとって慣れやすいです。とはいえ、慣れ方には個人差があります。眼科医と相談して自分の目に合ったコンタクトを選び、ので、焦らずゆっくりと慣れていきましょう。

遠近両用コンタクトに慣れるためにはどうしたらいい?

遠近両用コンタクトに慣れるためのポイントを2つ紹介します。遠近両用コンタクトをつける時に意識してみてください。

毎日少しずつ使い続ける

遠近両用コンタクトをできるだけ毎日使い続けて、脳に度数の使い方を覚えさせましょう。少しずつ使う時間を延ばすことで、レンズの使用感にも慣れる事ができます。

初日から終日使うと、目が疲れ、めまいなどが起こる可能性があります。無理をしない程度で、1日目は1時間、2日目は2時間というように、毎日少しずつ時間を延ばしながら慣らしましょう。目標時間に達する前に体調が悪くなった場合は無理せず外すことも大切です。自分の体調と相談しながら使ってください。

使う時はできるだけ色々なところを見るようにする

遠近両用コンタクトをつけた時の練習方法として、遠くを見たり近くを見たり、できるだけあちこち視線を動かしてみましょう。まっすぐだけでなく、視界の端を見るように目を動かすなど、いろんな視線で練習をすることが大切です。

練習中に目が疲れてしまったら?

最初のうちは遠近両用コンタクトの使用感に慣れず、目が疲れてしまうことが多いと思います。目の疲れを感じたら、コンタクトを外して目を休めましょう

また、目の疲れを緩和するような工夫をしてあげる事が大切です。簡単にできる、オススメの目の疲れを緩和する方法を2つ紹介します!

目を温める

目が疲れたな、と感じたら目を温めてみましょう。目を温めることで、目周辺の血行がよくなり、凝り固まった筋肉がほぐされます。温かいタオルを、目を閉じた状態で乗せて、しばらく置いておきましょう。

温かいタオルは簡単に作る事ができます。まずタオルを水で濡らし、軽く絞りましょう。水がしたたり落ちない程度にしぼったらタオルを、電子レンジに入れ、600Wで40秒ほど温めます。温めすぎるとタオルが熱くなってしまうので、取り出す時は注意してください。丁度良い温度なら、目を閉じてタオルを乗せて温めましょう。

目の周りをマッサージする

目の周りをマッサージして、目の周りの筋肉をほぐしましょう。ただマッサージをするのではなく、目の周りにある疲れ目に効果的なツボを押しましょう。

目の周りにはたくさんのツボがあります。ツボを押すことで筋肉をほぐすことで血流が解消し、目がすっきりしますよ!疲れ目に効果的なツボは、以下の4つです。

・目頭の内側のやや上にある、くぼんた部分の「晴明」
・眉毛の先端にある、くぼんだ部分の「攅竹(さんちく)」
・眉毛の真ん中あたりにある「魚腰(ぎょよう)」
・眉尻と目尻の丁度中間あたりの部分から、親指の横幅1個分外側にずらしたあたりにある「太陽」

目の疲れを感じた時に優しくこれらのツボをマッサージしてみてください。3秒ほどかけてゆっくりとツボを押し、3秒かけて離すことがポイントです。指先ではなく、指の腹を使ってツボを押しましょう。

目の疲れを取るような工夫をしても、目の疲れが取れないという場合は、眼科に受診することをオススメします。目の疲れが取れない場合、今使っている遠近両用コンタクトが合っていない可能性があります。眼科に相談をして、より自分の目に合ったコンタクトを選びましょう。また、疲れ目に効果的な目薬をつけるのもオススメです。

オススメの遠近両用コンタクト3選

Menicon
2WEEKメニコン プレミオ 遠近両用

2WEEKメニコン プレミオ 遠近両用
楽天の販売価格 2,800円

2WEEKメニコン プレミオ 遠近両用は、2週間使い捨てタイプの遠近両用コンタクトです。レンズデザインの違う2つの種類を用意しています。自分の見え方により合うデザインを選ぶことができますよ。

SEED
ワンデーピュア マルチステージ

ワンデーピュア マルチステージ
レンズモードの販売価格 2,980円

ワンデーピュア マルチステージは1日使い捨てタイプの遠近両用コンタクトです。近くも遠くも自然な見え方ができる様に度数が配置されており、どの距離も心地よくみることができます。保存液に2種類のうるおい成分が配合され、夕方までうるおいをキープします。

Alcon
エアオプティクス プラス ハイドラグライド マルチフォーカル

エアオプティクス プラス ハイドラグライド マルチフォーカル
レンズアップルの販売価格 4,270円

2週間使い捨てタイプの遠近両用コンタクトです。アルコン独自のレンズ設計により、どんな距離でもスムーズにピントが合います。レンズを渇きからブロックするスマートシールドテクノロジーで、安定したクリアな視界を維持できます。

こちらで紹介していない遠近両用コンタクトはこちらで紹介しています。こちらも併せてご覧ください。
おすすめ遠近両用コンタクト6選!自分にぴったりなコンタクトを選びましょう

自分に合った遠近両用コンタクトで遠くも近くもクリアに見よう!

遠近両用コンタクトはいくつか種類が販売されています。一つひとつ特徴が異なりますので、ぜひ自分に合った遠近両用コンタクトを見つけてくださいね。

この記事を書いた人
はじめてのコンタクトレンズ編集部
著者名:はじめてのコンタクトレンズ編集部
年齢:20代
コンタクト歴:11年/5年
コンタクトデビューした年齢:14歳/19歳
視力:近視/乱視
プロフィール
こんにちは、はじめてのコンタクトレンズ編集部です。コンタクトデビューする方の不安やお悩みを解消するべく、サイトを立ち上げました。10代でコンタクトデビューした編集部員2名を中心に運営しています。