保護者がするべき事


公開日:2015/12/29
最終更新日:2021/10/06

我が子に「コンタクトにしたい!」と言われたら…

まず、子供の近視には2種類あることを知っておきましょう。
1つ目は仮性近視と呼ばれるものです。こちらであれば、点眼薬などを使用するだけで近視状態を治すことができます。そしてもう1つが軸性近視と呼ばれるものです。これは本当の近視であり、大人と同じく治しづらいものになります。

仮性近視であればコンタクトを装用する必要はありませんが、「近視なのか軸性近視なのか」はなかなか自分では判断できません。だからこそ、まずは眼科で医師と話し合い、適切な処方を受けることが大切です。もちろん、眼科に必ず保護者がついていかなければならないのかというと、そういうわけではありません。しかし、未成年の場合、眼科によっては保護者同伴が必須とされている場合もあります。必須とされていなくとも、子供の目の状態、子供にどんなコンタクトをつけさせればいいのかなどを知るために、一緒に眼科に行くことをオススメします。

子供が着用するコンタクトを把握しておきましょう

保護者がきちんとコンタクトのメリットとデメリットを知っておくことも大切です。コンタクトをつけた事のない方にとっては、子供の目に異物を入れる事に抵抗があるかもしれませんね。しっかりと情報を収集しておくことで、親も納得して着用させることができます。

情報という点では、保護者が常に眼科や装用時についていき、着脱やケアの方法、トラブルの対処法も知っておく必要もあります。
もし何かがあった時、冷静に対応出来るのはやっぱり保護者です。子供と出かける際には、保護者が子供にコンタクトのスペアやメガネ、ケア用品などを子供と出かける際には、保護者が子供に持ち歩く事をオススメします。

最初はコンタクトの使い方をチェックしてあげましょう

子供のコンタクト使用時のポイントは、「着脱」と「ケア」です。

コンタクトをつける時に重要になるのが「自分で着脱できるかどうか」です。コンタクトは自分の目に入れるため、他の誰かに着脱をお願いすることはできません。目のトラブルを防止するためにも、自分自身でコンタクトを入れて、外す動作を行う必要があります。

毎日の生活で使う場合、学校に行く前にコンタクトを着用する必要があります。はじめのうちは、コンタクトを目に入れることが怖いと感じて苦戦してしまうこともあるかもしれません。焦ってレンズを目に入れようとして目を傷つけてしまう…なんてことも。まずはコンタクトをスムーズにつけられるように、着脱の練習をすることが大切です。ぜひ、保護者の方はきちんとつけることが出来るかどうかを見守ってあげてください。

ケアの方法についても同様です。2ウィークタイプのレンズの場合、洗浄・保管が必要になります。そのケア方法が間違っていると目のトラブルの原因になります。日々、きちんとケアできているか、保護者の方も確認をしてあげてください。

もし、子供が目に違和感を覚えているようなら、速やかに眼科に連れて行きましょう
違和感を感じた時だけでなく、定期的に眼科に連れて行くことも大切です。眼科に行く頻度は、およそ3か月ごとが望ましいとされています。3か月経ちそうになったら、保護者の方から通院を促すなどするとよいですね。実際の定期検診ペースは、見てもらっている眼科医に相談しましょう。その際、子供だけで行かせるのではなく、保護者も同伴し、子供の目の様子を一緒に聞いてあげてください。

コンタクトを使用する子供本人の意識も大切ですが、保護者ができること、意識することはたくさんあります。子供の目を守るためにも、まずは保護者が気にかけてあげてくださいね

この記事を書いた人
はじめてのコンタクトレンズ編集部
著者名:はじめてのコンタクトレンズ編集部
年齢:20代
コンタクト歴:11年/5年
コンタクトデビューした年齢:14歳/19歳
視力:近視/乱視
プロフィール
こんにちは、はじめてのコンタクトレンズ編集部です。コンタクトデビューする方の不安やお悩みを解消するべく、サイトを立ち上げました。10代でコンタクトデビューした編集部員2名を中心に運営しています。