ソフトレンズの種類<含水率>


公開日:2015/12/29
最終更新日:2021/10/19

含水率とは、コンタクトレンズの中に水分がどれだけ含まれているかを表す値の事で、これは水分を含んでいるソフトレンズのみにあるものです。この含水率が50%を超えると高含水コンタクトレンズ、50%を切ると低含水コンタクトレンズと呼ばれるようになります。

一般的には高含水レンズだとつけ心地が柔らかくなる反面乾きやすく、低含水レンズだと乾きにくい反面つけ心地が硬めになると言われています。低含水の方が水分が少ないから乾きやすいんじゃないの?と思った方もいらっしゃるのではないですか。実は逆なんです。

ソフトレンズの素材だと、長時間の外出によってレンズ自体が乾燥してしまい、眼球上にある涙を吸収してしまうんです。高含水のレンズは、低含水のものに比べて多くの水分を含む事が出来ます。しかしその分、1度レンズが限界まで乾いてしまうと、元々あった潤いを戻すために多くの水分が必要になります。スポンジをイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。

1度外に出たレンズが再び元の潤いを取り戻すのは難しくなり、徐々に眼球上の涙を吸収していきます。高含水のレンズは多くの水分を吸収出来る分だけ乾燥も激しくなってしまうんです。これだけ聞くと低含水レンズの方が良いと感じるかもしれませんが、ある程度の含水率は必要になってくるのでどう折り合いをつけるかが悩みどころでもありますね。

この記事を書いた人
はじめてのコンタクトレンズ編集部
著者名:はじめてのコンタクトレンズ編集部
年齢:20代
コンタクト歴:11年/5年
コンタクトデビューした年齢:14歳/19歳
視力:近視/乱視
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こんにちは、はじめてのコンタクトレンズ編集部です。コンタクトデビューする方の不安やお悩みを解消するべく、サイトを立ち上げました。10代でコンタクトデビューした編集部員2名を中心に運営しています。