公開日:2020/04/28
最終更新日:2021/11/26
Q.目の乾燥に悩んでいる人におすすめのコンタクトレンズは?
A.含水率が低いコンタクトがおすすめです。
含水率(がんすいりつ)とは、レンズ中に含まれている水分量の割合のことです。レンズ素材に水分を含ませることで、やわらかい着け心地を実現しています。ソフトコンタクトレンズでよく使われる言葉です。
含水率が50%以上のレンズは高含水レンズ、50%未満のレンズは低含水レンズと呼ばれます。高含水レンズと低含水レンズはそれぞれ特徴が違います。
高含水レンズはみずみずしい、うるおい感のあるつけ心地が特徴です。心地よくコンタクトをつかえます。一方、低含水レンズはレンズが目から涙を奪いにくいため、目が乾燥しにくいという特徴を持っています。目の乾燥に悩んでいる方は、含水率が低いコンタクトがオススメです。
Q.疲れ目に悩んでいる人におすすめのコンタクトレンズは?
A.酸素透過率の高いレンズがおすすめです。
酸素透過率(さんそとうかりつ)は、レンズを通る酸素量の割合のことです。この数値が大きいほど酸素を通しやすく、小さいほど酸素を通しにくくなっています。
人が呼吸をするためには酸素が欠かせません。同じように、目も呼吸をするために酸素を必要とします。コンタクトは、目にレンズをかぶせて視力を矯正する方法なので、レンズがどれだけ酸素を通しやすいかというのは、目がどれだけ呼吸をしやすいかと言い換えられます。
酸素透過率が高いレンズは目にたくさんの酸素が届きます。目が疲れにくい、充血しにくい、目の病気になりにくいなどのメリットがあるため、疲れ目に悩んでいる方にオススメです。
Q.視界がにじみや、ぼけを軽減できるコンタクトレンズは?
A.非球面デザインのコンタクトがおすすめです。
光の屈折差により、焦点にズレが生じ、視界がにじんだりぼやけたりすることがあります。この状態を引き起こす一因が球面収差(きゅうめんしゅうさ)です。球面収差は光の屈折差により生じる焦点のズレのこと。レンズのフチを通る光が、中心を通る光よりも大きく屈折するため、このようなズレができます。
球面収差は、特に夜の時間帯やトンネルの中など、暗い場所で影響が出やすいです。夜に信号の明かりがぼやけて見えるのは、この球面収差が原因です。
球面収差の影響を小さくするためには、非球面レンズと呼ばれるコンタクトがおすすめです。有名メーカーの中では、クーパービジョンやメニコンが、非球面デザインのコンタクトを販売しています。非球面デザインのコンタクトを使うことで、視界のにじみやぼやけを軽減することができます。
Q.ドライアイってなんですか?
A.涙の不足や以上で起こる、目の表面が傷つく病気のことです。
ドライアイは、涙の量が不足したり、涙の質が変わったりして起こる目の表面が傷つく病気のことです。コンタクトレンズを使っている多くの方が発症しています。特にソフトコンタクトレンズは、乾燥すると目から涙を奪って水分を補おうとするため、目が乾燥しやすく、ドライアイになりやすいと言われています。
ドライアイになると、視界がぼやける、目が乾燥する、目が疲れるなどの症状が現れます。また、ドライアイの状態が続くと目の表面が傷つきやすくなります。その傷から細菌などが入り込み、別の目の病気を引き起こす可能性がある恐ろしい病気です。
ドライアイは、長い時間コンタクトを装用し続けない、目薬をさすなどの方法で発症のリスクを抑えることができます。それでも、万が一ドライアイになってしまった場合は、コンタクトの使用をやめて眼科で治療を受けましょう。
Q.生レンズってなんですか?
A.アルコン社が販売している「デイリーズトータル ワン」のことです。
生レンズ(生感覚レンズ)は、アルコンというコンタクトレンズメーカーが販売しているデイリーズ トータル ワンという商品のことです。CMで綾野剛さんが「生感覚レンズ」とくり返していることから、多くのユーザーの間に広まりました。
生レンズの大きな特徴はつけ心地の良さです。水分量に差がある3層のレンズ構造と、多くの酸素を通す素材で、何もつけていないようなつけ心地です。
Q.乱視でもコンタクトレンズってできるの?
A.乱視でもコンタクトレンズは着用できます。
近視用レンズと比較するとレンズの種類が少ない傾向にありますが、各社乱視用コンタクトを販売しています。
色々な種類の乱視用レンズを試してみたい方には通販サイトでの購入がオススメです。
通販サイトであれば、店舗よりも沢山の種類の中からレンズを選ぶことができます。自分のBCや度数などをしっかり確認してから購入しましょう。
■関連コラム:乱視用コンタクトでも安く買いたい!!
Q.長時間PCを見る人にオススメのコンタクトは?
A.長時間PCやスマホを見る人にはブルーライトカット機能のついたコンタクトレンズがオススメです。
まだ種類は少ないものの、ブルーライトを軽減してくれるレンズが各メーカーから販売されています。
クリアレンズのみではなく、カラーコンタクトでもブルーライトカットレンズは販売されているので、よく画面を見る生活の方はブルーライトカットレンズに変えてみてはいかがでしょうか。
Q.山登りをする時はどんなコンタクトが良い?
A.UVカット機能のあるコンタクトレンズを使用しましょう。
山は紫外線が強いためUVカット機能のあるコンタクトを使用し瞳の健康を守りましょう。
しかし何日もかけて行う登山の場合清潔な環境でコンタクトを保管・洗浄できるとは限らないため眼鏡で生活することをオススメします。
どうしてもコンタクトで行きたい場合は、2週間交換タイプや一ヶ月交換タイプのものではなくワンデータイプのレンズをオススメします。登山に保存液をもっていくのは荷物が増えますし、登山には不向きの為ワンデーレンズをもっておきましょう。また道中でコンタクトをなくした時の為に眼鏡も常備しましょう。
Q.海で遊ぶにはどんなコンタクトがおすすめ?
A.ソフトコンタクトレンズがおすすめです。
ビーチで遊ぶだけでしたらハードでも問題はないですが、海中に潜って遊ぶ場合はしっかりゴーグルをして遊泳しましょう。コンタクトレンズと目の間に海水が入らないようにしっかり密着させたゴーグルを使用し、目の安全を守りましょう。
海でのコンタクトレンズの詳しい説明はこちらのコラムを参照ください。
■関連コラム:ダイビングのときって、コンタクトレンズOK?
Q.かわいくなるにはどんなコンタクトがいい?
A.カラコンやサークルレンズを使用してみましょう!
日本人の瞳の黄金比は1:2:1(白目:黒目:白目)だと言われています。日本人の黒目の平均値は1.5cmと言われているため+10%黒目の部分を大きくすると瞳の黄金比に近づけます。
そのため、カラコンやサークルレンズを使用して黒目を普段よりも少し大きくすると自然にかわいくなれます!
カラコンやサークルレンズは通販サイトで処方箋なしで購入できるので手軽に挑戦することができます!
Q.初心者におすすめのコンタクトは?
Johnson & Johnson社から出ている「アキュビュー」シリーズはオススメです。こちらのコラムでもご紹介していますが、眼科で初めてもらうコンタクトレンズがアキュビューシリーズであることも多く、初心者でも使いやすいコンタクトレンズになっています。
アキュビューシリーズのアキュビューオアシスは保湿成分が入っているので潤い感がしっかりとあり、酸素透過率も高いため瞳の健康を守りながら快適なコンタクト生活が送れますよ!