
自然なつけ心地と乾燥感の減退に強みを持つ生レンズ。既にその使い心地の虜になっている方も多いのではありませんか?そんな生レンズの乱視用はあるのでしょうか?
生レンズの乱視用レンズは?
2019年12月現在、生レンズの乱視用タイプは販売されていません。海外での展開もありません。アルコン公式サイトから閲覧できる「よくあるご質問」に記載されていますが、今後の発売予定も未定です。
乱視用生レンズはなぜないの?
生レンズの乱視用が無い理由には、乱視の矯正には眼鏡やハードコンタクトレンズが適しているという理由のほかにも、生レンズが非常に繊細な設計であることも関係していると考えられます。
生レンズの生産ラインでは、工程処理の1秒の狂いも許さない、徹底した品質管理を行っています。また、「デイリーズ」シリーズは、世界中から集められた専門家と開発した技術によって製造されています。より精密な形状のレンズの製造を可能にしたものの、精密すぎて乱視の矯正には向かない可能性があります。
他にも、つけ心地の良さという特徴からも乱視用のレンズが製造しづらい可能性があります。乱視用レンズは近視用レンズと比べ、レンズが厚くなる傾向があります。レンズの厚みは装用時の違和感につながります。厚みが増すことがネックとなり乱視用が販売されていないのかもしれません。
発売予定情報が無いからといって、乱視用の生レンズが開発されていないとは限りません。現在も研究開発が行われていることでしょう。意外と早くに乱視用が発売されるかもしれません。