公開日:2015/12/29
最終更新日:2022/04/18
スポーツをする時、視力が悪いままではプレイに支障が出てしまいます。特に、球技や武道など、何かを見て判断するようなスポーツは、視力を矯正しなければ、本来の力を出すことは難しいでしょう。今回は、スポーツの時にコンタクトを使っていいのかどうかを解説していきます!
スポーツの時にコンタクトをしていて大丈夫?
コンタクトをつけながらスポーツをしても、基本的に問題はありません。むしろ、メガネよりもコンタクトの方が適しています。コンタクトがメガネよりも適しているポイントは以下の3つです。
目線だけを動かしてもクリアに見える
コンタクトは、目にピッタリとくっついています。約180度クリアに見ることができるため、視線を動かして情報を取るスポーツには非常に向いているのです。メガネの場合、クリアに見える視野は120度程度しかありません。視野が限られてしまうため、動きにくくなってしまいます。
ずれにくく、外れにくい
コンタクトは、激しく動いてもメガネよりズレにくいという特徴があります。メガネの場合、汗で滑ってしまったり、激しい動きをしてメガネがズレてしまったりすることが多々あります。コンタクトはズレなどを気にする必要が少ないため、スポーツに集中することができますよ。
顔の周りがすっきりする
コンタクトは、目に入れて使うため、素顔でいることができます。メガネの場合、顔からでっぱってしまっているため、球技などの場合、ボールがメガネに当たってしまう可能性があります。ボールが当たると、メガネが壊れてしまう危険があります。また、破損したメガネによってケガをしてしまうこともあるため、顔の周りに物が無い方が良いでしょう。
スポーツをする時にオススメのコンタクトは?
スポーツをしていると、汗をかくことも多く、外のスポーツの場合は砂ぼこりが目に入り、レンズが汚れることが多いです。そのため、毎日清潔さを保つためにも、2ウィークよりも、ワンデーコンタクトがオススメです。
スポーツをする時は、コンタクトでも問題ありません。むしろ、メガネよりもコンタクトの方が快適ですよ!スポーツ快適に楽しみたい方は、ぜひメガネからコンタクトに変更してみてはいかがでしょうか。
Q&A
Q.コンタクトレンズをつけたままスポーツをして良いの?
A.ソフトレンズなら問題ありません
ソフトレンズであれば柔らかく、あまりズレる心配が無いのでつけたままでも大丈夫です。ハードレンズを使っている方は、ランニングやゴルフ、卓球など体の接触が無いスポーツであれば心配いりません。
しかし、バスケットボール、格闘技、サッカーやラグビーなど体の接触があるものや動きの激しいスポーツをすると、ズレたり、落としてしまったりする可能性があります。スポーツの時だけはワンデータイプのソフトレンズにしてみる、という選択肢もありかもしれません。
また、どんなレンズをつけていたとしても、水泳の時にはゴーグルが必要です。 ふとした拍子に水が入って来てしまい、レンズが取れてしまうことも考えられるので、レンズをつけたまま水泳をする時には気をつけましょう。
Q.コンタクトをしたままバスケしても大丈夫?
A.問題ありません。
しかしハードコンタクトレンズは避け、ソフトレンズでバスケをしましょう。詳しくはこちらのコラム(スポーツには視覚が大切!視機能を十分に発揮できるコンタクトレンズを選ぼう)で説明しているため、ご参照ください。
スポーツをすると激しく動くため、コンタクトがずれてしまったり落としてしまったりすることもあるかもしれません。そのため変えのコンタクトレンズや目薬などは携帯しておくと安心してバスケに打ち込めますよ!
Q.スポーツ用メガネとどっちが良いの?
A.おすすめはコンタクトレンズです。
スポーツ用メガネは普通のメガネと比較すると、顔に密着するため汗で滑ったりずれたりすることも少ないです。
しかしどうしてもゴーグルのフチの部分は見えないため裸眼のプレイヤーよりも視野が狭くなってしまいます。そのためスポーツにはコンタクトレンズを使用し、視野を広く保つことがおすすめです。視野を広く持つことで、素早く反応することができ、活躍できる範囲も広がります。
また、メガネだとどうしてもメガネが割れてしまうリスクがありますが、コンタクトであればその心配はいらなくなります。コンタクトを使用して安心・安全にスポーツを楽しみましょう。
Q.スポーツ中の紫外線って防がないとヤバイ?
A.スポーツ中の紫外線は十分注意しましょう。
紫外線は浴び続けると肌が日焼けしてしまうことももちろんですが、目も日焼けしてしまいます。白内障や翼状片、黄斑変性は目に紫外線を受け続けると発症する可能性があるため、これらの眼病を防ぐためにも紫外線ケアをしなければなりません。紫外線対策はこちらのコラムにてご紹介しております。ご参考ください。
こちらの記ことで紹介している以外にも、スポーツ時にサングラスを使用することで紫外線を予防することができます。サングラスをしようする場合は、サングラスのカラーと自分のスポーツを考えて購入することがおすすめです。例えば、イエローのサングラスは芝生がはっきりと見えるため、テニスやサッカーなど芝の上で行うスポーツがおすすめです。
グリーンのサングラスは、色の変化が少ないので陸上やランニング、サイクリングなどが最適です。ブラウンのレンズのサングラスには、青色光線や反射光をカットする力があるため、雪で反射するウインタースポーツをする時に瞳を守ってくれます。ブルー系のサングラスには水面のギラギラ感を防いでくれるため、マリンスポーツや釣りなど水辺で使用するのがおすすめです。サングラスにも度入りのものがありますが、おすすめはクリアレンズのコンタクトをした上に、度なしのサングラスを使用することです。そうすることで、サングラスのフチでの視力の差を防ぎ安定した視力を保ちながら紫外線を防ぐことができます。
Q.スポーツしている人ってコンタクトとメガネどっちが多いの?
A.プロ選手で見るとコンタクトレンズで視力矯正している人の割合が多いです。
矯正しているプロアスリートの約9割がコンタクトレンズで矯正しています。メガネと比べてコンタクトはこまめに度数の調整が可能で、こまめに視力の変化に対応できるのが関係あると言われています。
しかしスポーツをしている人全員が視力が良いかは別で、視力が悪いままプレイしている競技もあります。サッカーやバスケなど球技のスポーツ選手は良い視力でプレイする人の割合が多いのに対し、格闘技の選手は視力が悪い状況で試合をしていることが多いです。その競技の特徴に合わせて視力を矯正し、ベストパフォーマンスをしているのがわかります。