公開日:2015/12/29
最終更新日:2021/10/22
コンタクトで紫外線を防げるのか?
A.UVカット効果のあるコンタクトレンズも販売されています。
製造の段階で紫外線を防ぐ素材を練り込んで作られているんですが、それぞれ素材によってUVカット率は異なってきます。
ヒドロキシエチルメタクリレートだとUV-A波を97%、UV-B波を81%カット、シリコーンハイドロゲルだとUV-A波を96%、UV-B波を99%カット出来ます。シリコーンハイドロゲルは素材が新しい分、UVカット率も高いんですね。
レンズだけでもUVカットの効果はありますが、完全にカット出来る訳ではありません。同じくUVカット加工のされているメガネやサングラスを使った方が、より良いですね。
紫外線にあまり強くないと、少し浴びただけでも充血や目の乾きを感じる事があります。また、目から紫外線を受ける事で角膜から脳に信号が伝達され、防衛反応としてメラニン色素を作り結果として肌の老化を促進してしまう事もあるので、紫外線対策は忘れないようにしたいですよね。
目の日焼けは放置するとどうなるの?
A.眼病につながる可能性があります。
紫外線を浴び続けていると、目の痛みや充血が起こる可能性があります。これらの症状を雪目(正式名:雪眼炎)と言います。冬のスキーなどのウインタースポーツで良く起こります。
また最終的には、紫外線のダメージが長く続くと最終的には水晶体までダメージが行くことがあり、その場合白内障の可能性が出てきます。白内障以外にも翼状片や黄斑変性など、眼病リスクに繋がってくるため、UVケアはしなければなりません。
■関連コラム:スキーのときこそコンタクト!ゲレンデでは紫外線に注意が必要です
目の日焼け止めはある?
A. UVケア目薬があります。
体の日焼け止めのように目に直接日焼け止めを塗ることはできません。そのため目の紫外線を防ぐには、UVケア目薬やUVカット機能の付いたコンタクトレンズを使用することがおすすめです。UVケア目薬は機器なじみがない方もいらっしゃるかと思われますが、ドラッグストアなどで気軽に購入できます。ドラッグストアなどでUVケア効果付きのものを選ぶ際は、コンタクトでの使用可なものなのかをしっかり確認してから購入しましょう。
また、UVカット効果のあるコンタクトレンズは様々なメーカーから商品が出ているため自分の目の特徴や、生活習慣に合ったコンタクトレンズを選びましょう。おすすめのUVカット効果付きのコンタクトレンズはこちら!