公開日:2015/12/29
最終更新日:2021/10/05
1940年代に、ガラスの代わりにPMMA(ポリメチルメタクリレート)という新しい素材を用いたプラスチックのレンズが開発されました。これが今のハードレンズの原点とも言えます。
この素材の登場により、一気にコンタクトレンズが広まっていきましたが、昔は酸素を通さない素材で作られていたため、つけた時の違和感や装用時間の限界、角膜への健康被害など色々な問題が浮き彫りになっていきました。
その後、様々な研究や開発が重ねられ、1970年代に酸素透過性ハードレンズ(RGP)が作られました。これは酸素を通すシリコーンとフッ素共重合体を組み合わせた素材で出来ており、酸素を多く通すレンズになっています。
それまでにあったハードレンズの懸念点が解消されるレンズでもあり、現在の主流はこちらになっています。ハードレンズも使いやすいように改良が施されて今の形になっているんですね。