コンタクトレンズのハードとソフトの違いって?


公開日:2020/09/03
最終更新日:2021/07/20

コンタクトレンズには大きく分けるとハードタイプとソフトタイプの2種類があります。どちらも視力を矯正するために使う器具ではありますが、それぞれに異なる特徴とメリットがあります。

ハードタイプの特徴とメリットは?

ハードコンタクトレンズ

名前の通り、素材が水分を含まない硬い素材でできているのがハードタイプのレンズの特徴です。また、レンズのサイズが角膜よりも小さいため、角膜に十分な量の酸素が届きます。そのため、酸素不足による目のトラブルはソフトタイプよりも起こりづらくなっています。

ハードタイプが向いている人

コンタクトレンズ販売店の受付

強度近視や乱視の度合いが強い人など、ソフトタイプでは矯正できない屈折異常を矯正したい場合はハードレンズが向いています。レンズが目の中で変形しないため、よりはっきりとした視界を求める方にもハードタイプがおすすめです。

また、購入時に多額のお金がかかるものの、長期間使えるため経済的です。コンタクトに関する費用を抑えたい方におすすめです。

なお、店舗によってはハードタイプのコンタクトを紛失した場合に備えての保険プランを用意していることがあります。購入時に調べておくと万が一の場合にも安心して利用できるでしょう。

ソフトタイプの特徴とメリットは?

ソフトコンタクトレンズ

一方のソフトタイプは、水を含んだ柔らかい素材で作られています。目にぴったりとフィットするような付け心地が特徴で、はじめて使う人であっても装着した時に異物感を覚えにくいという特徴があります。目にフィットしているという関係上激しい動きをしても外れにくく、スポーツを楽しみたい方もソフトタイプがおすすめです。

また、使用可能期間がワンデー、2ウィーク、マンスリーと幅広く、自分のライフスタイルに合ったレンズを選択できる点も大きな特徴と言えるでしょう。

ほかにもおしゃれをしたい人には瞳の色や大きさを変えるカラコンやサークルレンズもあります。

ソフトタイプが向いている人

屋外で活動する女性

はじめてコンタクトを使うという方や、バスケットボールなど激しく動くスポーツを行う方はもちろんのこと、製品によってはUVカット機能もついているため屋外での活動が多い方もソフトタイプがおすすめです。

この他にもカラコンやサークルレンズを用いて、メイクだけでは変えられない瞳の雰囲気を変えたいという方もソフトタイプを利用しましょう。

ソフトタイプは店舗だけではなくインターネット通販でも購入できるため、購入までのハードルはハードタイプよりも低いです。しかし、はじめて使う場合や新しい製品を購入する前には眼科での検査を受けて、コンタクトを使用しても問題がない目の状態であるか確認してもらう必要があります。そうすることで目のトラブルにも気づきやすくなります。

この記事を書いた人
はじめてのコンタクトレンズ編集部
著者名:はじめてのコンタクトレンズ編集部
年齢:20代
コンタクト歴:11年/5年
コンタクトデビューした年齢:14歳/19歳
視力:近視/乱視
プロフィール
こんにちは、はじめてのコンタクトレンズ編集部です。コンタクトデビューする方の不安やお悩みを解消するべく、サイトを立ち上げました。10代でコンタクトデビューした編集部員2名を中心に運営しています。