公開日:2020/11/26
最終更新日:2021/07/15
装用時間は、コンタクトレンズを使用する上で知っておかなければならないことの1つ。
安全にコンタクトレンズを使用するために、きちんと理解しておきましょう。
「装用時間」ってなに?
装用時間とは、コンタクトレンズを目に入れてから外すまでの時間のことです。「コンタクトレンズをどれくらいの時間、着用していて大丈夫か」を指す場合もあります。
コンタクトレンズは、目の状態やレンズの種類によって、1日当たりの使用時間が決まっています。装用時間を超えて使用してしまうと、目に負担がかかり、様々なトラブルの原因に。コンタクトレンズを使用する上で、装用時間は必ず守らなければならないものです。
装用時間を守らなかった場合に起こりうるトラブル
目は肌と同様、呼吸を必要としています。しかしコンタクトレンズの構造上、レンズ装用中はどうしても「目の呼吸」が十分に行われません。そのため長時間コンタクトレンズをつけたままにしていると、目は酸欠状態となってしまうのです。
目が酸欠状態となると、抵抗力が落ち感染症にかかりやすくなります。また、長時間酸欠状態が続くと、角膜内の細胞数が減少してしまうこともあります。目が深刻なダメージを受ける場合もあるので、装用時間を守ることは重要なのです。
初めてコンタクトレンズを使う時の装用時間はどれくらい?
初めてコンタクトレンズを使用する場合、いきなり長時間レンズを装用することはできません。
コンタクトレンズの使用初日なら、最長でも6時間ほどが一般的な装用時間の目安です。コンタクトレンズの使用に慣れてきたら、徐々に装用時間を長くしていきます。
どのようなスケジュールで装用時間を伸ばしていったら良いのかは、人によって異なりますので、眼科医と相談の上で決めましょう。特にドライアイの症状のある方は、長時間のレンズ装用が目の負担となりやすいです。「指示された装用時間内だから大丈夫」と考えるのではなく、目の調子を見ながら装用時間を調整しましょう。
装用時間を守っていても目がゴロゴロする時は・・・
装用時間に注意し、レンズの使用は短時間に抑えているのに、目がゴロゴロしたり目の疲れを感じたりする・・・このような症状でお悩みの方は、酸素を通しにくいコンタクトレンズを使用している可能性があります。
コンタクトレンズに使われている素材にはいくつかの種類があります。中には酸素を通しにくく、目が酸欠状態になりやすい素材のものも。目の負担が気になる場合、酸素を通しやすい素材の製品を選ぶのがおすすめです。
最近よく目にするようになった「シリコーンハイドロゲル」は、酸素を通しやすい素材の1つ。こちらの素材は、乾燥に強いという特長もあります。シリコーンハイドロゲル素材のレンズを使用することにより、目の負担が軽減することもあります。
酸素を通しやすいコンタクトで、快適に過ごしましょう
ワンデー アキュビュー オアシス
ワンデーアキュビューオアシスは、涙に近い保湿成分を閉じ込めた、1日使い捨てタイプのレンズ。目の表面をたっぷりのうるおいで包み込んでくれるので、乾燥しにくいのが特徴です。紫外線から目を守ってくれるUVカット機能が備わっているのも嬉しいポイント。
バイオフィニティ
バイオフィニティはシリコーンハイドロゲル素材を採用した、2週間使い捨てタイプのレンズ。従来、シリコーンハイドロゲルには汚れに弱いという欠点がありました。しかしバイオフィニティは、汚れがつきにくく、しなやかでつけ心地が良いという特徴があります。
目の健康のために、装用時間は守りましょう
装用時間は、目の健康を保つために設定されています。コンタクトレンズを使用する際は、眼科医に相談の上、決められた装用時間を守りましょう。
この記事で紹介した商品
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しなやかなつけ心地バイオフィニティ