公開日:2021/12/10
最終更新日:2021/12/14
40代を過ぎると、誰にでも起こりうる「老眼」。そんな老眼を矯正する遠近両用コンタクトが現在人気を集めています。遠近両用コンタクトの種類が増えてきましたが、まだまだ数が少ない現状です。使いたい方の中には、「乱視でも使えるの?」と疑問に思っている方もいるでしょう。では、遠近両用コンタクトの中には、乱視でも使える物があるのでしょうか?
乱視でも使える遠近両用コンタクトはある!
販売されている遠近両用コンタクトの中には、乱視でも使えるレンズが存在します。そのため、一つのコンタクトで、乱視と老眼を矯正することが可能です。とはいえ、まだまだレンズの数が少ないため、豊富な種類の中から選ぶことができません。
乱視の程度によっては、乱視用でなくても、普通の遠近両用コンタクトで視力を矯正することができます。しかし、乱視が強い場合は乱視用の遠近両用コンタクトの方がしっかりと視力を矯正することができます。
乱視用の方で遠近両用コンタクトを使いたい方は、自分が通常の遠近両用コンタクトでいいのか、乱視用を使ったほうがいいのかを眼科に相談してくださいね。より自分の目に合ったレンズを紹介してもらえます。
乱視用の遠近両用コンタクトは現在2つ!
現在販売されている乱視用の遠近両用コンタクトは2つです。では、その2つを紹介していきます。
2WEEKメニコン プレミオ 遠近両用トーリック
国内初の、乱視と老眼の両方が矯正できる、2週間使い捨てタイプのコンタクトレンズです。次世代素材シリコーンハイドロゲル素材を使用しているため、従来のレンズ素材よりも多くの酸素を通すことができます。
まず、老眼を矯正するための2種類のレンズデザインをラインナップしています。その2つが、「プログレッシブデザイン」と「バイフォーカルデザイン」です。それぞれ、見え方の特徴が異なります。自分に合ったレンズデザインがどちらなのかは、眼科医と相談してください。
・プログレッシブデザイン
近く、中間、遠くを見る度数が設置されているレンズデザインです。レンズの中心に近くを見る度数、外側に進むにつれて、中間、遠くを見る度数がなめらかに移り変わるように配置されています。そのため、近く、中間、遠くをバランスよく、自然に見ることが可能です。
・バイフォーカルデザイン
近く、遠くを見る度数がくっきりと分かれて配置されているタイプのレンズデザインです。手元を見る時と、遠くを見る時では、瞳孔の位置が変化します。そのため、近くを見る度数は、鼻側に少し寄った位置に配置されています。このように配置することで、近くから遠くまで、はっきりと視力を矯正することができます。
続いて、乱視を矯正する工夫についてです。乱視用では、レンズの左右に厚みを持たせた、「ダブルスラブオフデザイン」を採用。目の中でレンズが回転してしまうのを防いでくれます。
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商品名 | 2WEEKメニコン プレミオ 遠近両用トーリック |
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レンズタイプ | 近視、老眼/遠近両用コンタクト |
装用サイクル | 2週間使い捨てタイプ |
内容量 | 6枚入り |
価格 | 5,000円(税込) |
BC(ベースカーブ) | 8.60mm |
DIA(直径) | 14.2mm |
PWR/D(度数) | 0.00D~-6.00D(0.25D間隔) -6.50D~-10.00D(0.50D間隔) |
加入度数 | +1.00D |
円柱度数 | -0.75D、-1.25D |
軸 | 180°、90° |
含水率 | 40% |
中心厚(厚さ) | 0.08mm(-3.00D) |
酸素透過係数(DK値) | 129×10-11(cm2/sec)・(mLO2/(mL×mmHg)) |
ソフトコンタクトレンズ分類 | グループI |
素材名 | N,N-ジメチルアクリルアミド(DMAA)、ケイ素含有メタクリレート系化合物、ピロリドン系化合物、ケイ素含有アクリレート系化合物 |
コラム掲載時の情報になります
メニフォーカルZ
メニフォーカルZは、ハードタイプの乱視用の遠近両用コンタクトです。メニフォーカルZは、中心に遠くを見る度数、外側に近くを見る度数を配置し、2つの度数の真ん中に中間用の度数が配置されています。3つの度数がなめらかに移行するため、自然な見え方を実現しています。
また、ハードコンタクトは、ソフトコンタクトよりも乱視の矯正に向いていると言われています。そのため、ハードコンタクトの乱視矯正力を活かして、快適な視界を得ることができますよ。
商品名 | メニフォーカルZ |
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レンズタイプ | 近視、老眼/ハードタイプ |
装用サイクル | 1年間使用可 |
内容量 | 1枚入り |
価格 | 22,935円(税込) |
BC(ベースカーブ) | 7.10~8.50mm(0.10間隔) |
DIA(直径) | 9.2~9.8mm(0.2mm間隔) |
PWR/D(度数) | +5.00D~-13.00D(0.25間隔) |
加入度数 | +1.00~+2.50D(0.50D間隔) |
吸水率 | 180°、90° |
含水率 | 40% |
中心厚(厚さ) | 0.5%以下 |
酸素透過係数(DK値) | 163×10-11(cm2/sec)・(mLO2/(mL×mmHg)) |
屈折率 | 1.44 |
コラム掲載時の情報になります
まとめ
乱視と老眼を一緒に矯正できる遠近両用コンタクトは現在この2つです。
ソフトコンタクトレンズの方が初心者向けですので、初めての方は、2WEEKメニコン プレミオ 遠近両用トーリックをおすすめします。
ハードコンタクトは、慣れるまでに時間がかかりますが、乱視の矯正力はハードコンタクトの方が勝ると言われています。乱視をより効果的に矯正したい方は、ハードコンタクトがおすすめです。
自分に合った遠近両用コンタクトで、老眼も乱視も矯正して、快適な視界を手に入れましょう。
この記事で紹介した商品
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2WEEKメニコン プレミオ 遠近
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メニフォーカルZ