「エアオプティクス・アクア」は日本アルコン社が製造していた2ウィークタイプのソフトコンタクトレンズです。2021年現在、販売を終了しています。 レンズの変形の原因となる油分の付着、沈着をブロックする独自の表面加工技術により、汚れに強く2週間ずっと快適なつけ心地を実現しました。
次世代素材を採用
従来素材のレンズは、高含水レンズであればレンズ自体がみずみずしく潤っているため、快適な装用感を提供する一方で、レンズの水分が蒸発すると涙から水分を補給するという性質のため、目が乾燥しやすいというデメリットがありました。
しかし、「エアオプティクス・アクア」は親水性シリコーンを配合した次世代素材「シリコーンハイドロゲル」をレンズ素材に採用しているため、少ない量でレンズがうるおうようになりました。
角膜の酸素不足を軽減
シリコーンハイドロゲルは、素材そのものが従来素材よりも多くの酸素を通すため、「エアオプティクス・アクア」は裸眼時の約98%の酸素を瞳に届けます。これにより、角膜の酸素不足による充血などの症状を低減します。
汚れにくい表面加工
シリコーンハイドロゲル素材のレンズは、多くの酸素を角膜に届けることができる一方、脂質の汚れに弱いという欠点があります。レンズによっては化粧品などに含まれる油分により、レンズが変形してしまい、付け心地が悪化したり、見えにくくなったりすることがありますが、「エアオプティクス・アクア」なら、独自の表面加工を行うことで涙と馴染んでうるおいをキープし、汚れの付着・沈着を防止します。
「エアオプティクス」シリーズには近視・遠視の他にも、乱視用や遠近両用タイプ、使用期間が1マンスに伸びた近視・遠視用「エアオプティクスEXアクア」などがあります。「エアオプティクス・アクア」はすでにメーカー製造が終了しているので、新規で購入するのであれば在庫のあるショップを探してみてください。
現在は「エアオプティクス・アクア」に、うるおいを長持ちさせる成分を追加した後継商品「エアオプティクスプラス ハイドラグライド」も販売されていますので、お使いの方はこちらの新製品も検討してみてください。