公開日:2019/08/26
最終更新日:2021/10/05
コンタクトレンズは、メガネのように見た目の変化を気にする必要がなく、スポーツなど激しい運動をする際にも用いられることが多い便利なアイテム です。
視力が落ちてきて、これからコンタクトレンズの使用を検討する人にとって、気になってくるのがお金の問題です。コンタクトレンズは消耗品なので、毎日使う人にとってはどのくらいお金がかかるのかを把握しておく必要があります。
購入前にはまず眼科で診察を受けましょう
コンタクトレンズの購入は、大きく「店舗での購入」と「通販サイトでの購入」に分けられます。店舗での購入を検討している場合、近所や併設された眼科で自分の目の健康状態をチェックしてもらいましょう。そこで処方箋を発行してもらい、店舗に持ち込むことで、初めてコンタクトレンズの購入が可能となります。
眼科へかかる際、初診だと大体1000~3000円がかかると思っておきましょう。再診は大体1000円以内と考えておくとよいでしょう。(※医療保健の適用の有無や、眼科の検査内容等によって、費用は変わります)
一方、通販サイトで購入する場合は、処方箋の提出が不要な場合が多いため、コンタクトレンズの商品代金のみで済む場合が多いです。しかし、直接目に入れるものですし、自分の目に合うコンタクトレンズを把握するためにも、初めてコンタクトレンズを使用する前には受診するのが良いでしょう。
長期用が高くつくことも?コスパをよく考えて選びましょう
まず、コンタクトレンズには、1日使い捨てタイプ、2週間使い捨てタイプ、1ヵ月使い捨てタイプの3種類があります。
■1日使い捨てタイプ
1日(ワンデー)タイプは、その日のうちに使い捨てることができるため、とても衛生的です。一方で一番費用がかさむタイプでもあります。商品や販売店により値段は異なりますが、1箱30枚入りのもので1500~2500円くらいが相場です。1箱で2週間ほど使用できます。
■2週間使い捨てタイプ
2ウィークタイプは継続的にレンズケアしなければならないため、コンタクトレンズ代に加え洗浄液代もプラスされます。ひと月あたりにかかるレンズの費用は1日タイプよりも安いですが、洗浄液代が1~2か月に1000円程度かかります。ただし、洗浄液代を含めても、コストパフォーマンスで言えばワンデータイプより2週間タイプの方が優れています。1ヵ月タイプのものなら、2週間タイプの物よりさらにコスパが良いといえるでしょう。
ただし2週間タイプや1ヶ月タイプのもので注意していただきたいのは、装用時の不具合などによる「ロス」です。
1日タイプであれば、1枚当たりのコストは安いので、レンズが濁るなどの不具合があった場合、新しいものに変えればよいでしょう。
しかし、2週間タイプ、1ヶ月タイプの場合は洗浄するなどして付け直すことになります。洗浄のみで解決すればよいですが、レンズを落としてしまったり、損傷などにより新しいレンズを使わなければならないとなると、損失が大きくなります。
そういったロスが心配な方はいつでも清潔なレンズを装用できるワンデータイプがおすすめです。
リーズナブルな1日使い捨てタイプのコンタクトも!
2週間タイプや1ヶ月タイプに比べコストがかかるワンデータイプですが、中にはリーズナブルな価格の商品もあります。
例えば、デイリーズアクアは、ショップによっては1,500円以下で購入できることも。大手メーカーalcon社製のレンズで、低価格帯レンズながらみずみずしいつけ心地で取り扱いやすく、コンタクトレンズ初心者の方にも人気です。
そのほか、WAVEも人気のレンズです。販売価格は1,500円ほどとリーズナブルで、つけ心地の良さに定評があります。うるおい感たっぷりの「WAVEワンデー UV エアスリム plus」と、軽やかなつけ心地が特長の「WAVEワンデー UV ウォータースリム plus」の2種類があります。
コンタクトレンズを使い続ける上でかかる費用は、眼科の診察にかかる費用+レンズ代+ケア用品代と考えると良いと思います。初めてコンタクトレンズを使用する時は、眼科の初診料の分やや費用が高く感じますが、使うレンズや購入方法によってはコストを抑えることもできますよ。