公開日:2019/09/04
最終更新日:2021/11/01
コンタクトを購入する際は、3つの数字を確認する必要があります。それはレンズ直径(DIA)、レンズ度数(PWR)、ベースカーブ(BC)です。
この中の数字のうち、ひとつでも間違ってしまうと、快適にコンタクトを使うことができません。特にベースカーブ(BC)が合っているかどうかは、コンタクトのつけ心地に大きく影響します。
そもそもベースカーブとは?
ベースカーブとはレンズが接する眼球のカーブを示す数字のことです。数字が小さいほどカーブがきつく、大きいほどなだらかになります。
ベースカーブがきつすぎる場合は、目の締め付け感を感じてしまいます。また、レンズのフチが眼球に強く触れるため、かゆみやゴロゴロ感も感じます。角膜を傷つける原因にもなります。
逆にベースカーブがゆるすぎる場合 は、瞬きの度にレンズがズレてしまい、視界がぼやけてしまいます。また、動きが大きいため異物感も強くなってしまいます。
日本人の平均的なベースカーブはいくつ?
日本人の眼球は欧米人に比べると大きいため、ベースカーブの平均は8.6~8.7mm と言われています。しかし、あくまで平均値であるため、人によっては8.3mmや9.0mmと、平均よりもきつかったり、ゆるかったりします。
ベースカーブは自分で測ることができません。必ず眼科で正確な数値を計測してもらいましょう。適したベースカーブの商品がわからない場合は、コンタクトレンズを取り扱っている店舗や眼科へ相談するとよいですよ。
ベースカーブについては、「ベースカーブ(BC)ってなに?どうやって測るの?」の記事で詳しく説明しています。ベースカーブの測り方を知りたい方や「いま使っているコンタクトのベースカーブが目に合っていない気がする」という方は、ぜひご覧ください。
生レンズのベースカーブはいくつ?
生感覚のキャッチフレーズで知られるデイリーズトータルワン(生レンズ)。そのキャッチフレーズが表すとおり、つけ心地の良さにこだわって製造されています。では、生レンズのベースカーブはどれくらいなのでしょうか?
アルコン社が販売している「デイリーズトータルワン(生レンズ) 」 のベースカーブは8.5mmと8.8mmの2種類があります。
意外にも、平均値の8.6mmと8.7mmは生産されていないようです。おそらくこれは、日本アルコン社の本社であるアルコン社が外国の企業であることが関係していると考えられます。
アルコン社は、世界的にもシェア率の高い製品を販売しているため、同じ規格でより多くの販路に対応できるよう、8.5mmと8.8mmでの対応をしているのかもしれませんね。(遠近両用の場合は8.5mmのみの展開なのでご注意ください)
ベースカーブは完全に合っていないと使えないの?
ベースカーブが8.6mmや8.7mmの人は「ベースカーブが一致しないと生レンズは使えないの?」と気になりますよね。
目とコンタクトのベースカーブのズレは±0.2mm以内であれば許容範囲と言われています。なので、ベースカーブが8.6mmや8.7mmの人も、基本的には生レンズを使うことが出来ますよ。
8.5mmと8.8mm、どちらのベースカーブの製品を選べば良いか迷った場合は、眼科や店舗のスタッフに相談してみてくださいね。
デイリーズトータルワン(生レンズ)関連コラムはこちら
この記事で紹介した商品
-
生感覚レンズなら!デイリーズトータルワン