生レンズが生まれた背景とは?


公開日:2019/10/04
最終更新日:2021/11/01

“生感覚レンズ”のフレーズ通りの抜群の着け心地が特徴の生レンズ「デイリーズトータルワン」。2014年からの発売の商品で、発売から5年が経過した今、既にリピーターとなっている方も多いかと思います。

さて、生レンズとその他のレンズの着け心地を分けているのは素材だけではなく、レンズを作る技術も関係しています。

今回は、生レンズの着け心地を支える技術について解説します。

生レンズの技術はどうして生まれたのか

生レンズの開発には、実に10年もの歳月がかけられています。

生レンズを含む「デイリーズ」シリーズの製造には「ライトストリーム®レンズテクノロジー」が関係しています。この製法技術は世界中の専門家を集めて解放されています。従来製法より精密なレンズの形状の製造を可能にしており、装用感の向上などを実現しています。この技術は、1997年にドイツのビジネス週刊誌「Wirstschaftwoche」で優秀工業技術賞を受賞しています。

また、生レンズ開発時には、レンズだけではなく、生レンズ専用製造ラインの開発も同時に行われていました。専用製造ライン「ライトストリーム3」では品質管理を特に厳しく行っており、たとえ誤差がたった1秒であっても、ライン内の全てのレンズを破棄しています。

“水分三層構造”は偶然の産物?

開発者インタビューによると、生レンズの特徴である、レンズ中央部と表面部の含水率を変化させる“水分三層構造”は、開発の中で生まれた発想であるそうです。試作品段階で水への馴染みやすさや装用感の水準はクリアしていたものの、試験で空気中の埃がレンズに付着することが発覚し、そこからさらに改良を行い、現在の“水分三層構造”が生まれました。

この記事を書いた人
はじめてのコンタクトレンズ編集部
著者名:はじめてのコンタクトレンズ編集部
年齢:20代
コンタクト歴:11年/5年
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