公開日:2015/12/29
最終更新日:2021/10/06
この先、気が付いたらコンタクトレンズをつけたまま寝てしまって気が付いたら朝…なんていう事があるかもしれません。しかし、それはかなり危険なので気をつけてくださいね。
通常のコンタクトレンズは、寝る時には外すように設計されたものです。そのまま寝てしまうと、様々な問題を引き起こしてしまうんです。
角膜に傷ができてしまうかも
寝ている間、涙や水分が補給されないので、レンズは目の中で乾き、異物となります。寝ている時にも眼球は動き続けているので、その動きによってレンズがずれ、角膜の摩擦が発生してしまうんです。
そのような乾きやズレによって、傷が出来てしまい、その傷から角膜内に菌が入ってしまいます。そうすれば自然と感染症のリスクも高まります。実際、レンズをつけたまま眠る人は感染症に5~10倍かかりやすくなってしまうそうですよ。
角膜の酸素が不足してしまうかも
目を閉じているうえレンズをつけていると、角膜に充分な酸素が行き渡らなくなってしまいます。そうすると、目にとって大切な角膜内皮細胞という細胞の減少を促進させてしまうんです。
角膜内皮細胞は、1度無くなると再生させる事が出来ません。
加齢と共に減少はしていくものですが、つけたまま寝てしまうなどを繰り返していると減少速度が早まってしまいます。この細胞が減ると視界が不明瞭になるのはもちろん、白内障の手術が受けられなくなってしまいます。将来の自分を困らせないためにも、レンズをつけたまま寝ないようにしましょうね。