やってしまいがちだけどNGな行動ってなにがあるの?

手でバツマークを作る女性

公開日:2020/07/22
最終更新日:2021/09/17

瞳につけるだけで視界がグンとよくなるコンタクトレンズは、裸眼の感覚で過ごせるためとても便利ですよね。しかし便利だからこそ取り扱いには注意しなくてはなりません。普段行ってしまう、ちょっとした習慣の積み重ねが視力の悪化や、失明といった恐ろしい事態を引き起こすことがあります。

今回は、やってしまいがちではあるものの、実際は目に良くないNG行動をご紹介します。皆さんも自分がNG行動をやっていないか確認しましょう。

お風呂に入る

入浴する女性

ソフトコンタクトレンズには水分が含まれていますが、その水分は通常私たちの身の回りにある水ではありません。通常の水とは浸透圧が違うため、ただの水に触れるとコンタクトレンズが変形する可能性があります。

浸透圧についてよくわからない、という人はお風呂に入った時の指を思い浮かべてみましょう。長時間お風呂に入ると、指がふやけてしまいますよね?コンタクトレンズもそれと同じことが起こります。

変形したレンズは目にとって良いものではありません。お風呂に入る前に外すようにしましょう。また、水やお湯だけではなく石けんなどが目に入る可能性もあります。石けんの泡などもコンタクトレンズを変質させてしまうことがあります。お風呂に入る前にはコンタクトを外す!というルールにして、目を守りましょう。

目をこする

目をこする女性

目がかゆいと、目をこすることが癖になっている人はいませんか?目をこすると、コンタクトレンズがズレてしまい、まぶたを傷つけてしまう可能性があります。また、そもそも眼球はとても繊細な部位であるため、目をこすることで眼球から出血してしまうこともあります。コンタクトレンズをしていなくとも、目をこすることはやめましょう。

目をこすることが癖になっている人は、目がかゆいな、と思ったときに濡れタオルを当て、まぶたを冷やすとかゆみが収まることがあります。濡れタオルのほかに、保冷剤をタオルでくるんで当ててもよいでしょう。あまりにもかゆい場合はアレルギー症状が出ている可能性があるため、無理をせず眼科の診察を受けましょう。

目薬を差しすぎる

目薬を差す女性

目が乾くとついつい目薬を差してしまいますが、差しすぎはかえって目の乾燥を引き起こす原因です。市販の目薬は1日に4~5回程度差すことができます。目薬を差したら、目を閉じて有効成分を瞳に行きわたらせるようにしましょう。何度も何度も差してしまうと涙の分泌能力が低下してしまい、目薬なしではいられなくなってしまいます。

また、コンタクトレンズをしているときに差せる目薬と、差せない目薬があります。差せる目薬は防腐剤不使用のものです。購入前に必ず防腐剤使用の有無を確認しましょう。「すべてのソフトコンタクトレンズに使えます」などと書かれているもののみを利用しましょう。心配な場合は眼科へ行き、目が乾きやすいことを伝えれば、ソフトコンタクトレンズをつけている間も点眼できる目薬を処方してもらえます。

ハードコンタクトレンズはレンズに水分が含まれていないため、どんな目薬も使えます。

つける前のすすぎを行わない

コンタクトレンズケースと洗浄液のボトル

2ウィーク、マンスリータイプを使用者は特に注意が必要です。消毒液に浸しているから、きれいなんじゃないの?と思うでしょう。しかし、目には見えないゴミや細菌の死骸などが残っている可能性があります。必ずすすぎをしてから装着するようにしましょう。朝、急いでいるとついつい忘れてしまいがちですが、すすがずにつけてしまうとせっかくきれいにしたレンズが台無しになってしまいます。

レンズをつけたら必ずレンズケース内の保存液は捨てましょう。レンズケースを保存液ですすぎ、日の当たらない風通しの良い場所で干すことでレンズケースの消毒もできます。消毒液の容器によっては、ケースをはめて乾燥させられるようになっているものもあります。いつも使っている消毒液はどうか、確認してみてもよいでしょう。

いかがでしたか?いずれもコンタクトレンズを使っているとついついやってしまいがちなミスです。1回のミスは大きな影響にならないことがほとんどですが、積み重なれば予想外のダメージになることもあり得ます。ミスをしないよう気を付けて、快適で安全なコンタクトライフを楽しんでくださいね。

この記事を書いた人
はじめてのコンタクトレンズ編集部
著者名:はじめてのコンタクトレンズ編集部
年齢:20代
コンタクト歴:11年/5年
コンタクトデビューした年齢:14歳/19歳
視力:近視/乱視
プロフィール
こんにちは、はじめてのコンタクトレンズ編集部です。コンタクトデビューする方の不安やお悩みを解消するべく、サイトを立ち上げました。10代でコンタクトデビューした編集部員2名を中心に運営しています。