
生レンズというみずみずしそうなキーワードに惹かれている方は多いとおもいますが、 検索エンジンで「生レンズ」と調べると、関連ワードに「外しにくい」と出るのはご存知ですか?
今回は、生レンズは本当に外しにくいのか?という点や上手な外し方について解説します。
生レンズは外しにくい?
結論から述べると、生レンズ(デイリーズトータルワン)は取り外しにくい部類のレンズであると言えます。
生レンズの特徴は、何も着けていないような、抜群の着け心地です。しかし、この着け心地の良さと外しにくさは、実は表裏一体なのです。生レンズの目に触れる表面部分の含水率は80%以上。これにより、目との摩擦を感じにくい、快適な着け心地を提供します。
大量の水分を含む高含水レンズは、高い着け心地を提供する代わりに、柔らかすぎて取り扱いが難しいという欠点があります。また、目が乾燥しがちな人が使用した場合、涙の水分を利用してレンズのうるおいを保つため、水分の減った眼球にぴったりとフィットしてしまうことがあります。それも外しづらさに関係していると考えられます。
生レンズが外れない時は?
いくら何もつけていないような生感覚レンズとはいえ、装用時間はきちんと守らなければなりません。生レンズが外れない、という時は、目が乾燥している可能性があるため、無理に外そうとはせず、涙の代わりとなる人工涙液を点眼しましょう。人工涙液をじっくりと目に馴染ませることで、目とレンズの間に水分の層が生まれ、外せる可能性が高まります。
また、どうしても外れないという方はアルコンのサイトに記載されている、コンタクトの外し方を試すか、コンタクトを着脱するためのグッズを使ってみるのも良いでしょう。
くれぐれも、無理に外してはいけません。どうしても難しい場合は眼科を受診してとってもらいましょう。眼球を傷つけてしまうと、視力が下がる他にも眼病などのリスクを高める原因となります。