
公開日:2019/09/04
最終更新日:2021/09/02
この記事を読んでいる方は、もしかすると生レンズというみずみずしいキーワードに惹かれてコラムを読んでいる方も多いかもしれませんね。ですが 検索エンジンで「生レンズ」と調べると、関連ワードに「外しにくい」と出るのはご存知ですか?
今回は、生レンズは本当に外しにくいのか?という点や、上手な外し方について解説します。
生レンズは外しにくい?
結論から述べると、生レンズ(デイリーズトータルワン)は取り外しにくい部類のレンズだと言えます。
生レンズの特徴は、何も着けていないような、抜群の着け心地です。しかし、この着け心地の良さと外しにくさは、表裏一体なんです。
そもそも「生レンズはなぜ着け心地がいい」のでしょうか?
それは、目に触れる表面部分の含水率が80%以上だから。この含水率の高さが、目との摩擦を感じにくい、快適な着け心地を提供してくれているんです。ですが大量の水分を含む高含水レンズは、優れた着け心地を提供する代わりに、柔らかすぎて取り扱いが難しいという欠点もあります。また、涙の水分を利用してレンズのうるおいを保つため、目が乾燥しがちな人が使用した場合、水分の減った眼球にぴったりとフィットしてしまうことも。だから「着け心地がいいけど、取り外ししづらいこともある」のです。
生レンズが外れない時は?
まず、装用時間をきちんと守っているか確認しましょう。
何もつけていないような生感覚レンズとはいえ、装用時間はきちんと守らなければなりません。装用時間を守っているのに生レンズが外れない時は、目が乾燥している可能性があるため、無理に外そうとはせず、涙の代わりとなる人工涙液を点眼しましょう。人工涙液をじっくりと目に馴染ませることで、目とレンズの間に水分の層が生まれ、外せる可能性が高まります。
人工涙液がおすすめ
涙に近い性質を持つ点眼剤です。ドライアイの治療などに用いられます。
いわゆる「薬剤」として使用するのではなく、不足した涙を補うものとして使用します。元々ひとの体で作られる成分に近いので、瞳になじみやすく、やさしい使い心地です。代表的な商品としては「ソフトサンティア」や「フィット&モイスト」などがあります。

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コンタクトレンズに垂らせば装着液としても使える!フィット&モイストのご購入はこちら
コンタクトが目から取れなくなってしまった時の対処法については、コラム「コンタクトレンズがうまく目から取れない時は、どうしたらいい?」で詳しく解説しています。
くれぐれも無理に外してはいけません。どうしても外れない場合は眼科を受診して取ってもらいましょう。眼球を傷つけてしまうと、視力が下がるだけでなく、眼病などのリスクを高める原因となります。
水分を補えば大丈夫!
生レンズの大きな特徴は、やわらかさとみずみずしさです。これがコンタクト初心者にとっては「取り扱いにくい」と感じる要因となってしまっているのです。
しかしながら、しっかりと水分を補いつつ、正しい着脱方法を身に着ければ、次第にスムーズに取り外しができるようになります。生レンズはとてもつけ心地が良く、目にもやさしいコンタクトです。レンズの着脱が苦手な方も、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
この記事で紹介した商品
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