公開日:2021/06/17
最終更新日:2021/09/02
現在、コンタクトユーザーは世界中にたくさんいます。使われているレンズも人気商品はあれど十人十色、一人ひとりが自分に合ったコンタクトを使っています。
コンタクトはどれも同じ?新感覚の「生コンタクト」って?
コンタクトの中でも今までのコンタクトとは一味違うのが、「生コンタクト」です。その代表的なコンタクトとして、アルコンのワンデータイプのコンタクト「デイリーズ トータル ワン」があります。
デイリーズ トータル ワンは、何もつけていないような生感覚を体感できるコンタクトとして、コンタクトユーザーを驚かせました。うるおいが長続きする成分と構造が採用され、レンズ表面の含水率が80%以上、従来のコンタクトに比べて6倍の酸素を通すなど、1日中何もつけていないような感覚を味わえます。
生コンタクトはデイリーズトータルワンだけ?
実際、生コンタクトをうたっているコンタクトはそんなにありません。デイリーズトータルワンを含め、数えられるくらいです。しかし、それに近い感覚を味わえるレンズはあります。生コンタクトに近い感覚を味わえるレンズを選びたい方には、乾きにくさ、うるおい、酸素透過率の三つに注目して選びましょう。
例えば、生コンタクトに近いレンズとして挙げられるのが、クーパービジョンのバイオフィニティです。
ワンデータイプではなく2ウィークタイプですが、生コンタクトに近いレンズ要素がたくさんあります。バイオフィニティは含水率が48%の低含水レンズです。デイリーズトータルワン同様、低含水レンズなので、レンズが乾燥しにくいのが特徴です。また、レンズに独自技術の「アクアフォームテクノロジー」を採用。素材そのものがうるおいを引き寄せるため、うるおいが続きます。酸素透過率も160と高く、酸素がたっぷり目に届く商品です。
生コンタクトは外しにくい?コンタクトを目から取るときは注意が必要です!
ここまで、生コンタクトの良いところを紹介してきましたが、実は、外しにくいというデメリットがあります。生コンタクトのレンズは、柔らかく、つるつるしています。これが厄介で、目からレンズを外す時、レンズが柔らかすぎて、うまくつかめない、ということが起こってしまうんです。「外しにくいのは怖い」と思ってしまうかもしれません。しかし、そのデメリットはちょっとした工夫で対処が可能です。
まずレンズの位置を確認します。確認出来たらアゴを引いて、ちょっと上目遣いになります。指を使って目を大きく開き、レンズを黒目の部分から少し下にずらします。下にズレたレンズの下側を、親指と人差し指の腹で、優しくつまみます。この時、爪を立てないように注意しましょう。つまんだことで押しあがったレンズを引っ張れば、レンズを外すことができます。もし、それでも外れない場合は、無理せず眼科に行きましょう。
生コンタクトは、何もつけていないような感覚を味わえる代わりに、外しにくいのがデメリット。しかし、ちょっとした工夫で対処が可能です。取りにくさを上回るようなその快適なつけ心地は、今までのコンタクトでは味わえなかった、まさに「生感覚」です。その快適なつけ心地を、あなたも体験してみませんか?