公開日:2020/04/30
最終更新日:2021/10/05
コンタクトのケア用品には複数の種類があります。大きく分けると、「安全に使うための必須アイテム」「快適に使うためのアイテム」「あると便利なアイテム」の3種類に分けられます。
安全に使うための必須アイテム
洗浄液
2ウィーク、マンスリータイプなど、1枚のレンズを複数日使うタイプなら必須です。
コンタクトの汚れを落とすためのもので、MPSタイプと過酸化水素水タイプの2種類があります。
1本でケアが終わる! MPSタイプ
Multi Purpose Solutionの頭文字をとっています。直訳すると「複数の目的の溶液」です。
こちらは1本でこすり洗いとすすぎ、保存ができるため、家にたくさんのものを置きたくない人やどんな時でもケアを確実に行えることを重視する人から人気です。
注意点は過酸化水素水タイプの洗浄液と比べると洗浄力が低い点です。こすり洗いが不十分だと、目のトラブルにつながります。安全に使い続けるためにも正しいケアの方法を知り、手順を省略せず行いましょう。
清潔さを重視する方は 過酸化水素水タイプ
過酸化水素水の消毒液の中にコンタクトを入れ、中和剤を入れることで洗浄・消毒を行います。
こちらのメリットは洗浄力が強く、基本的にはこすり洗いが必要ありません。
注意点は、複数の薬剤を使う関係上かさばってしまうこと、何らかの理由から薬剤がうまく反応しないと、洗浄不足になるリスクがあることです。
保存液
洗浄液と同じく、2ウィーク、マンスリータイプを使う場合は必ず用意してください。
コンタクトを洗ったあとは保存液の中で、次に使う時まで保存しなければいけません。
保存液の代わりに水道水を使うとレンズが変形することや、水道水の中にいる微生物や細菌が付着し、眼病を引き起こす可能性がありますので、絶対にやめましょう。
MPSタイプを使用している場合は保存液を別に買う必要がありません。
快適に使うためのアイテム
装着液
目薬に似た容器に入っています。目薬とは違い、目に直接さすことはありません。
装着液を使うと、うるおいを維持するベールが作られ、乾燥感やそれに伴う異物感・違和感を覚えにくくなります。
コンタクトをつける前にレンズの内側に1滴たらし、そのまま装着します。よりうるおいを求める場合は、外側に塗布することもあります。
装着液を使う場合は、液が流れてしまわないよう、下を向いてレンズをつけることをおすすめします。イメージとしては洗面台を見ながら、瞳に対して垂直にレンズを動かします。つけ方そのものは、鏡を見ながら装着する場合と同じです。
あると便利なアイテム
落ちたレンズが流れていかない! 流出防止マット
コンタクトをうっかり洗面台に落としてしまっても、排水溝に流されることを防げます。排水溝の上に設置するもので、シリコン製が多いです。
清潔に取り扱うなら コンタクト用ピンセット
コンタクトをスムーズに取り出したい場合や装着に使います。通常のピンセットとは違い、先端部分にレンズをつかむための小さな吸盤のようなものがついています。
ケア用品はどこで買えるの?
購入できる場所
・コンタクト販売店
・ドラッグストア
・ネットショップ
洗浄液や保存液などの必須アイテムを買うなら…ドラッグストアとネット通販
装着液や専用ピンセット等の便利アイテムを買うなら…コンタクト販売店
購入金額に応じてポイントがたまるシステムを採用しているネット通販ショップであれば、コンタクトとケア用品を同時に購入することで、ポイントがたまりやすくなり割引を適用しやすくなるだけではなく、ケア用品の購入し忘れも防げます。