公開日:2020/07/09
最終更新日:2021/09/27
コンタクトレンズに限らず、同じものを長い間使っているといろいろな失敗をしてしまうものです。とはいえ、コンタクトレンズは使い方を間違えると失明してしまうリスクもある高度管理医療機器です。ライターの私が実際にやってしまった失敗談をチェックして、目に優しい使い方を心がけてくださいね…二の舞になりませんよう…
失敗1:裏表逆につけてしまった
装用に慣れていないと起こりがちなミスです。コンタクトレンズの裏表が逆だと、目に違和感を覚え、ゴロゴロ感や痛みを感じることがあります。角膜を傷つける原因にもなるため、裏表はしっかり確認しましょう。
コンタクトレンズの裏表はどうやって確認するの?
レンズの裏表を確認する方法は簡単です。つける前に指の腹に乗せ、フチの形を見ます。フチが外側に反り返っていたら裏返っています。にレンズ全体がおわん型になっていれば大丈夫。正しい向きで装着できます。製品によっては裏表がわかるようマークがついている場合もあります。レンズデータに問題がなければ、取り扱いに慣れるまではマークがついているレンズを使うのもいいですね。もちろん、マークがついているからと言って見え方にはなんら影響しません。安心してくださいね。レンズの裏表については、 コンタクトレンズの正しいつけ方&外し方にも記載されています。あわせてご確認ください。
失敗2:左右逆につけてしまった
多くの人は左右の視力に差があるため、度数は左右で異なるケースがほとんどです。もし、左右逆につけてしまった場合は見え方がいつもと異なるためすぐに気づきます。実は、は左右逆のまま過ごすのは大変危険なんです。洗面台などに行き、替えのコンタクトレンズを用意してください。ワンデータイプの方も、一度目に装着したレンズを外して、つけ直したりしないように!眼病のリスクを高めてしまいます。もったいないですが、捨てるようにしましょう。
もし、2ウィークやマンスリータイプのコンタクトレンズを使っているのなら、よく洗ってからつけ直しましょう。
失敗3:目からズレてしまった
まばたきをしたり、なにかの拍子で目をこすったりすると、目からコンタクトレンズがズレてしまうことがあります。場合によっては、目の裏側に入ってしまった!と焦ることもあるかもしれません。
しかし、目の裏側にコンタクトレンズが入ることは、目の構造上あり得ません。
多くの場合、まぶたの裏側に張りついてしまっているだけなので、落ち着いてまばたきを繰り返しましょう。人工涙液を差して、目にうるおいを持たせて滑りをよくすることも重要です。
5分ほどまばたきを繰り返してもレンズが元の場所に戻ってこない、という場合にはレンズが床や服にくっついてしまっている可能性があります。ズレたコンタクトレンズが見つかるまでは新しいコンタクトレンズをつけないようにしましょう。これは、目にレンズが入っているにも関わらず別のレンズをつけてしまうと、まぶたや眼球を傷つける原因となってしまうためです。
失敗4:うまく取り外せなくなった
長時間つけていたり、うっかりコンタクトレンズをつけたまま寝てしまったりすると、目が乾いてレンズが張りついてしまい、うまく取り外せないことがあります。そんな時は無理に取り外そうとせず、まばたきや人工涙液を差してレンズにうるおいを持たせましょう。そうすることですんなりと取れやすくなります。
2ウィーク、マンスリータイプを使っている場合は、普段のケアが不十分な場合や、期限を過ぎて使用している場合、レンズが劣化し、どうしても開封したての使い勝手と変わってしまうことがあります。ケアを十分に行い、もしも気になる点が発生すればそのまま使うのではなく、新しいコンタクトレンズにしましょう。
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