
鼻がムズムズ、目がかゆい、涙が出る…こんな不快な症状が出る花粉症に悩まされている人も多いでしょう。花粉症は春のスギ花粉が有名ですが、実は1年を通してさまざな植物から花粉が放出されています。そのため、ほぼ1年中花粉症に悩まされているという人もいます。
そんなつらい花粉症の症状、少しでも楽にしたいですよね?目に出る花粉症の症状は、コンタクトを変えることで軽くなるかもしれません。
ワンデータイプのレンズがおすすめ
涙が出たり、白目が充血したりするのは、目の粘膜に花粉が付着し、アレルギー症状を起こすからです。花粉が付着しにくい素材のコンタクトを使い、毎日清潔なレンズに変えられえるワンデータイプであれば、花粉症のつらい症状を低減できるでしょう。
おすすめレンズ1:プロクリアワンデー
プロクリアワンデーはレンズに花粉が付着しづらい非イオン性素材が使われています。さらにつけ心地のよい高含水レンズであるため、花粉症の時期も快適に過ごせるでしょう。
おすすめレンズ2:ワンデーアキュビュートゥルーアイ
ワンデーアキュビュートゥルーアイも花粉が付着しづらい非イオン性レンズです。プロクリアワンデーなどと違う点は、目が乾きづらい低含水レンズであることです。花粉症の症状が気になり、パソコン作業が多い方はこちらを利用することをおすすめします。
おすすめレンズ3:デイリーズアクアコンフォートプラス
デイリーズアクアコンフォートプラスはプロクリアワンデーと同じく、非イオン性・高含水のレンズです。つけていることを忘れるような自然なつけ心地で、花粉症の時期にもおすすめの製品です。
花粉の時期も快適に過ごせるコンタクトの特徴は?
まず、ソフトコンタクトレンズには4つのグループがあることをご存知でしょうか?このグループを決定づける要素は、含水率とマイナスイオンを帯びているかどうかです。
含水率50%未満のコンタクトは「低含水タイプ」、50%以上のコンタクトは「高含水タイプ」と呼ばれます。
マイナスイオンを帯びていないレンズを「非イオン性レンズ」、帯びているレンズを「イオン性レンズ」と言います。
それぞれを組み合わせるとこちらの4グループに分類できます。
含水率50%未満(低含水レンズ) | 含水率50%以上(高含水レンズ) | |
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非イオン性 | ★おすすめ★ グループI ・タンパク質等の汚れに強い ・形状保持性能に優れる ・目が乾燥しにくい ・酸素透過性能が低い |
グループII ・タンパク質等の汚れに強い ・付け心地が良い ・酸素透過性能が高い |
イオン性 | グループIII ・目が乾燥しにくい ・タンパク質汚れが付きやすい ・ 酸素透過性能が低い |
グループIV ・付け心地が良い ・酸素透過性能が高い ・ タンパク質汚れが付きやすい |
この中で花粉症におすすめなのは汚れのつきづらいグループIに属するレンズです。
花粉症におすすめ! <グループI>
代表商品:プロクリアワンデー(クーパービジョン社)
グループI「非イオン性×低含水レンズ」の商品は、汚れにくさと取り扱いのしやすさが特徴です。しかし、レンズ素材がやや硬く、人によっては異物感を覚える場合があります。
また、「汚れにくい」とは、レンズが汚れを吸着しにくいということですので、花粉の時期には特におすすめです。仮にレンズに花粉が付着しても、涙で洗い流すことが可能です。
快適なつけ心地 <グループII>
代表商品:デイリーズアクアコンフォートプラス(アルコン社)
グループII「非イオン性×高含水レンズ」の商品は、汚れにくさと快適な付け心地が特徴です。
瞳に酸素を通しやすく、瞳への健康に配慮されています。しかし一方で目が乾きやすくなるというデメリットもあります。
おすすめできない <グループIII>
代表商品:なし
グループIII「イオン性×低含水レンズ」の商品は、目が乾きにくいものの、汚れやすく、酸素もあまり通しません。そのため、このグループに該当する商品はほとんどありません。
汚れやすいのが難点 <グループIV>
代表商品:ワンデーアキュビューディファインモイスト(ジョンソン&ジョンソン社)
グループIV「イオン性×高含水レンズ」の商品は、酸素を通しやすく、付け心地も快適です。しかし、汚れやすいというデメリットがあります。花粉症の時期にはあまりおすすめできません。
まとめると、花粉症の時期におすすめなのはグループI(非イオン性×低含水)のワンデーレンズです。ワンデーがおすすめな理由は、毎日清潔なレンズを使えるためです。
つらい花粉のシーズンも、コンタクトを変えれば快適に過ごせるかもしれません。ほかにもマスクやゴーグルを着用したり、アレルギー用の目薬を差したりして、花粉症に負けずに過ごしましょう!