公開日:2020/03/19
最終更新日:2022/01/31
鼻がムズムズ、目がかゆい、涙が出る…こんな不快な症状が出る花粉症に悩まされている人も多いでしょう。花粉症は春のスギ花粉が有名ですが、実は1年を通してさまざな植物から花粉が放出されています。そのため、ほぼ1年中花粉症に悩まされているという人もいます。
そんなつらい花粉症の症状、少しでも楽にしたいですよね?目に出る花粉症の症状は、コンタクトを変えることで軽くなるかもしれません。
ワンデータイプのレンズがおすすめ
涙が出たり、白目が充血したりするのは、目の粘膜に花粉が付着し、アレルギー症状を起こすからです。花粉が付着しにくい素材のコンタクトを使い、毎日清潔なレンズに変えられえるワンデータイプであれば、花粉症のつらい症状を低減できるでしょう。
おすすめレンズ1:プロクリアワンデー
プロクリアワンデーはレンズに花粉が付着しづらい非イオン性素材が使われています。さらにつけ心地のよい高含水レンズであるため、花粉症の時期も快適に過ごせるでしょう。
おすすめレンズ2:ワンデーアキュビュートゥルーアイ
ワンデーアキュビュートゥルーアイも花粉が付着しづらい非イオン性レンズです。
プロクリアワンデーなどと違う点は、目が乾きづらい低含水レンズであることです。花粉症の症状が気になり、パソコン作業が多い方はこちらを利用することをおすすめします。
おすすめレンズ3:デイリーズアクアコンフォートプラス
デイリーズアクアコンフォートプラスはプロクリアワンデーと同じく、非イオン性・高含水のレンズです。
つけていることを忘れるような自然なつけ心地で、花粉症の時期にもおすすめの製品です。
花粉の時期も快適に過ごせるコンタクトの特徴は?
まず、ソフトコンタクトレンズには4つのグループがあることをご存知でしょうか?このグループを決定づける要素は、含水率とマイナスイオンを帯びているかどうかです。
含水率50%未満のコンタクトは「低含水タイプ」、50%以上のコンタクトは「高含水タイプ」と呼ばれます。
マイナスイオンを帯びていないレンズを「非イオン性レンズ」、帯びているレンズを「イオン性レンズ」と言います。
それぞれを組み合わせるとこちらの4グループに分類できます。
含水率50%未満(低含水レンズ) | 含水率50%以上(高含水レンズ) | |
---|---|---|
非イオン性 | ★おすすめ★ グループI ・タンパク質等の汚れに強い ・形状保持性能に優れる ・目が乾燥しにくい ・酸素透過性能が低い |
グループII ・タンパク質等の汚れに強い ・付け心地が良い ・酸素透過性能が高い |
イオン性 | グループIII ・目が乾燥しにくい ・タンパク質汚れが付きやすい ・ 酸素透過性能が低い |
グループIV ・付け心地が良い ・酸素透過性能が高い ・ タンパク質汚れが付きやすい |
この中で花粉症におすすめなのは汚れのつきづらいグループIに属するレンズです。
花粉症におすすめ! <グループI>
代表商品:プロクリアワンデー(クーパービジョン社)
グループI「非イオン性×低含水レンズ」の商品は、汚れにくさと取り扱いのしやすさが特徴です。
しかし、レンズ素材がやや硬く、人によっては異物感を覚える場合があります。
また、「汚れにくい」とは、レンズが汚れを吸着しにくいということですので、花粉の時期には特におすすめです。仮にレンズに花粉が付着しても、涙で洗い流すことが可能です。
快適なつけ心地 <グループII>
代表商品:デイリーズアクアコンフォートプラス(アルコン社)
グループII「非イオン性×高含水レンズ」の商品は、汚れにくさと快適な付け心地が特徴です。
瞳に酸素を通しやすく、瞳への健康に配慮されています。しかし一方で目が乾きやすくなるというデメリットもあります。
おすすめできない <グループIII>
代表商品:なし
グループIII「イオン性×低含水レンズ」の商品は、目が乾きにくいものの、汚れやすく、酸素もあまり通しません。そのため、このグループに該当する商品はほとんどありません。
汚れやすいのが難点 <グループIV>
代表商品:ワンデーアキュビューディファインモイスト(ジョンソン&ジョンソン社)
グループIV「イオン性×高含水レンズ」の商品は、酸素を通しやすく、付け心地も快適です。しかし、汚れやすいというデメリットがあります。
花粉症の時期にはあまりおすすめできません。
まとめると、花粉症の時期におすすめなのはグループI(非イオン性×低含水)のワンデーレンズです。ワンデーがおすすめな理由は、毎日清潔なレンズを使えるためです。
つらい花粉のシーズンも、コンタクトを変えれば快適に過ごせるかもしれません。ほかにもマスクやゴーグルを着用したり、アレルギー用の目薬を差したりして、花粉症に負けずに過ごしましょう!
花粉対策グッズはどこで買える?
A. 花粉対策グッズはドラッグストアやバラエティーショップなどで購入可能です。
コンタクトレンズをしていると目を擦れないので花粉症の方は大変ですよね。おすすめの花粉対策グッズは、花粉用メガネです。
家を出る前に花粉用メガネを装着すれば花粉の影響をあまり受けません。
また、度が入っていないものや、ゴーグルのような顔との密着性のあるものなど種類が豊富なので自分の生活にあったものを選びましょう。
花粉症の人向けの目薬なども販売しているため、どうしても目がかゆい方は目薬もおすすめです。
しかし、花粉症は一度発症したら自然に治るものではないため、症状があまりにもひどい方は一度病院に行くことをおすすめします。
アイボンのし過ぎはよくない?
A.1日3~6回程度に抑えましょう。
アイボンを始めとする洗眼薬は使用すると目がすっきりするので花粉症の方は愛用者も多いですよね。
しかしアイボンなどの洗眼薬は1日の使用回数が決められています。
洗いすぎはかえって瞳の健康を害する可能性があるため、1日の使用回数は守った方が安全です。
また、洗眼薬を使用した後はすぐにコンタクトレンズを装着はせず10~15分ほど間をあけてから使用するようにしましょう。
また、洗眼薬のキャップは直接目に触れている部分ですので、使用したら必ず洗い清潔に保つように致しましょう。
Q.目がかゆい時はどうすればいい?
目を擦るのはやめておきましょう。
花粉の時期は目がかゆくてどうしても擦るのを我慢するのが難しいですよね。そういう時は目は擦らずにコンタクトを外しコンタクトを洗浄したり、眼の洗浄液
を使用してみましょう。
出先でコンタクトを洗浄するには携帯用の洗浄液を持ち歩いたり、コンタクト対応のかゆみ止め目薬を使用するのがおすすめです。
Q.目薬を買ったら防腐剤入りだったら絶対に使えない?
一回コンタクトを外せば使用できます。
コンタクトレンズは防腐剤が入っている目薬を使用するとレンズが変形してしまったり、白く濁ってしまう場合があります。しかし買った目薬が防腐剤が入っていたらそのまま使わないなんて勿体ない…。
そんな方は、コンタクトをしていない時用として利用してみるのは如何ですか?
コンタクトをしている時は、使用できなくても外していれば問題なく使えるので捨てずに家などで使用しましょう。